fc2ブログ

市民による市民のための音楽活動支援団体「NPO法人ARCSHIP」

「人」と「街」と「音楽」がもっとつながるための活動紹介をはじめ、神奈川県内の音楽・アートイベント情報をナビゲートします。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

【私的音楽評】NO,55 五十嵐セレクト17 担当:五十嵐

20090609160437982s_20100511143417.jpg


今でも(つれあいに白い目で見られながら)
年に40~50枚程度アルバムを購入しているわけだけれど、
実は去年の正月からコンピレーションアルバムばっかり買っている。

(単体のアーティストで買ったのは、U2とBob Dylan と Perfume の新譜と、今アマゾンで注文中の “Sinatra & Jobin : Complete RepriseRecordings” だけ)

というわけで、今回から数回にわたってその成果?
をご披露すべく、あまりメディア等でも取り上げられる機会のない、コンピの名盤をご紹介したい。
(こんなの誰が見てくれるんだろう、という一抹の不安もあるけれど。。。)


“Concord Records 30th Anniversary”
Concord Records 30th Anniversary(変換後)

6枚組で全74曲

もともと、Concord Jazz の名称で、1972年に設立されたレーベルで、
これまでは、どっちかというといわゆる、通のJAZZリスナーからは敬遠されがちの、中途半端なレーベルという扱いだった。

ところがここ数年、Paul McCartney やらJames Taylor を獲得し、某有名コーヒーチェーン店が資本参加したことで有名な“Hear Music” を親会社の Concord Music Groupが傘下に収めたことで注目を集めている。

さてさて、このコンピだけれど、様々な音源が集められていることは勿論、とっても音自体がいいです。

特にジャズギターやラテンジャズの好きな方は聴いて損はないです。

(medley) / Great Guitars (Carlie Byrd, BarneyKessel, Herb Ellis)
http://www.youtube.com/watch?v=FZnMywoGLvM



“Time Machine A Vertigo Retrospective”
Time Machine Vertigo Retrospective(変換後)

3枚組で41曲

Mark Powell という人が編んだこのコンピはシリーズ化されていて、
他にも、知っている限りでは、Polydor編、Island編、Decca編、Charisma編、Harvest編、があって、60~70年代のブリティッシュ・ロック好きにとっては、たまらないおかずである。

上のいくつかのレーベルコンピを聴くと、当時のバンド連中の試行錯誤の過程がよくわかる。選曲も結構凝っている。

中でも、Colosseum, Bob Townes, Nucleus,May Blitz, Beggars Opera, Gravy Train などB級(失礼!)ながらもおもしろいバンドを数多く集めた、このVertigo編は白眉の一枚である。

Valentyne Suite / Colosseum
(超レアな映像!!)
http://www.youtube.com/watch?v=HNL2US6rS1M&feature=related



“Luaka Bop 10th Anniversary Zero Accidents on the Job”
Luaka Bop 10th Anniversary Zero Accidents on the Job(変換後)

2枚組で26曲

Talking Heads の David Byrne によって1989年に設立。
中南米やアジアの異端POPなアーティストを紹介してきたレーベルの10周年記念版。
他にもサンバ他の定番コンピも出している。

自分はこのコンピが入口となって、ワールドミュージックの世界にズブズブとはまっていきました。

ところでブラジルの音楽って、CDのジャケット含めて、とってもセクシーだと思いませんか?

Whoever You Are / Geggy Tah
http://www.youtube.com/watch?v=P2UUvG-XuQs
じゃあ、また!!
スポンサーサイト



| 週刊木曜日私的音楽評 | 10:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

全部初耳!

Great Guitars はまさに黄金で鉄板のコード進行が安心して聴けますなあ

Colosseumは”下世話感”が素晴らしい。
オルガン=ドアーズになっちゃうけど、その寸止め感がそそります。
よくこんな映像を見つけたもんだ。

Whoever You Are / Geggy Tah は逆に今っぽい、現代的。
今度貸してください。

五十嵐さんの掘り下げ度合いに脱帽。これはもうビョーキです。
やつぱさあ、掘り下げる好奇心て必要だよね。
好奇心がなくなったら、ただのノスタルジア人間だもん。





| 素潜り大将 | 2010/07/08 17:06 | URL | ≫ EDIT

うん、Great Guitars、いいですねえ。
このアルバム、欲しいな。

ホント、五十嵐さんはただものじゃないね!

| aym | 2010/07/08 23:40 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://arcshipmusic.blog96.fc2.com/tb.php/924-b942a1b1

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT