2010.05.06 Thu
【私的音楽評】NO.46 スティーヴィー・レイ・ヴォーン「テキサスの洪水」担当:長谷川

【長谷川セレクトその15 スティーヴィー・レイ・ヴォーン「テキサスの洪水」 】

24~5歳頃のバンドマン時代、ブルースにもかなりはまっていた。
ブルースギタリストとして好きだったのは、スティーヴィー・レイ・ヴォーン。
ガラガラな声とめちゃめちゃに引き倒すギターが魅力的でした。
スティーヴィー・レイ・ヴォーンのギターの1弦の太さは、0.13もあった。
通常のギターは1弦が0.09、2弦でも0.11という太さだから、かなり太いのである。
ギターを少しでも弾いたことのある人からすれば、これがどれだけ驚異的なことか分かるはず。
簡単に例えるなら、アコースティックギターでエレキギターのフレーズを弾くような感じですから。
なに・・・
分からない・・・・
では、例えを現代人風に変えて説明すると、1回1回力を込めないと打てないようなメチャクチャ重いパソコンのキーボードで毎日作業するような感じ。
なに・・・・
これでも分からない・・・・
最後の手段。日常生活で例えるなら、自転車のギアを一番重たくして、坂道をひたすら登り続ける感じです。
どうでしょう・・・
少しはイメージできましたか?
要は、普通の人では弾けないようなセッティングのギターだったということなのです。
この弦の太さが関係しているのは間違いないが、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのギターの音色は本当に独特で、彼以外には絶対に出せない音だった。
一流のギターリストは、必ずと言って良いほどその人にしか出せない音色を持っている。
代わりはいないのである。
代わりがいないということは、それだけで存在意義がある。
だって、その人以外には出来ないことなのだから。
それをアークシップに当てはめてみる。
アークシップにしか出来ないこと。
しかも、その活動内容が社会にとって、不特定多数の人にとって必要なことであること。
NPO法人として活動している上で、最も意識すべき事がこれだ。
スティーヴィーが1弦を0.13にした様に、アークシップにとって他者には出来ない何かを見つけ出すことが重要なのだ。
この答えを見つけられたNPO法人は確実に成長している。
アークシップも負けてはいられないな。
▼YouTubeでチェック!!曲は「テキサスの洪水」
http://www.youtube.com/watch?v=tWLw7nozO_U
▼YouTubeでチェック!!曲は「little wing」
http://www.youtube.com/watch?v=k0zy0lqpOyc&feature=related
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| 週刊木曜日私的音楽評 | 23:47 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑