2010.03.18 Thu
【私的音楽評】NO,39 五十嵐セレクト13 担当:五十嵐

以前営業のセクションにいたころMさんという先輩がいた。
Mさんはいわゆる巨漢で、
大学に行っていたころ友達と三人で日本酒5升、焼き鳥300本をたいらげたことがあるという大男だった。
当時自分が在籍していたのはいわゆる官庁営業でしばしば東京都庁に顔を出していたのだが、
大変なのは入札の時で、ご存知の方がいるかどうかわからないけれど、
東京都というところは(当時は)入札案件を一日にまとめて執行するので、想像すればわかるように、入札の日はまるでPerfumeのコンサートの時のように入札会場前はたくさんの人で埋め尽くされるのである。
そんな場でもMさんは巨漢なのでとても目立って待ち合わせしたときもすぐに見つかり「うらやましいなー」といつも思っていた。
営業担当者としては、「目立つ」「人とは違う外観を持っている」ことは努力しても得ることができない要素なのでそれだけでもかなりのアドバンデージである。
さてさて、、、ヴォーカリストに上のことを置き換えると「目立つ(耳立つ?)声」を持っている人は得だ、ということになる。
今回は自分にとって“耳立つ”ヴォーカリスト(女性編)をおおくりします。
「Not Cha-Cha, But Chi-Chi」 / Rose Murphy

このアルバムは、昔どこかのラジオプログラムで水森亜土さん(知っているかな?)が紹介されていて、すぐに関内のヤマギワに行ってJAZZボーカルの箱をあさったのだけれど、LPジャケットを手に取った時の衝撃は今でも忘れられない。
ちなみに、このアルバムでは後に Phil Spectorやら The Beach Boys やらの名盤に参加することになるBarney Kesselがギターを弾いています。
Honeysuckle Rose / Rose Murphy(静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=OK7MesCUwrM
「Tales of 1001 Nights, Vol.1」 / renaissance

いわゆる“プログレ”のジャンルにカテゴライズされるグループだけれど、きれいで透明感のあるメロディーと、
上手だけど控えめな(これって誉めてるのかな?)バックの演奏が売りのバンドである。
ボーカルの Annie Haslam は、その声と清楚なルックスで“癒し系”プログレバンド生徒会の生徒会長といった印象を与える。
Ocean Gypsy / Renaissanse(画像が粗いです)
http://www.youtube.com/watch?v=A_iYDK5piw4
Tusk / Fleetwood Mac

「Rumours」の後だっただけに気合の入った2枚組(当時)のアルバム。残念なのは、
CD化されたときに、大好きな“Sara”がエディットされてしまったことである。
Stevie Nicks は、その(生意気だけど可愛い)ルックスとは裏腹にハスキーでタフな感じの声を持つボーカリストで、
自分的にはソロよりも元カレの Lindsey Buckingham と組んでいたこの頃の方がずっと彼女の魅力が引き出せている
と思う。
Sara / Fleetwood Mac
http://www.youtube.com/watch?v=wetLZyuY7Rg&feature=related
それじゃ、また!
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| 週刊木曜日私的音楽評 | 10:02 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑