2010.02.04 Thu
【私的音楽評】NO,33 五十嵐セレクト11 担当:五十嵐

こんにちは
前回に引き続きカバーアルバム集(第二弾)をお送りします。
「電撃的東京」 / 近田春夫とハルヲフォン

フォーリーブスや郷ひろみといった1970年代の男性歌謡曲を、R&R・グラムロック・後の(!)ニューウェーブのスタイルで収録した1978年の彼らの3枚目のアルバム。
リーダーでkeyも弾く近田春夫のボーカルは比較的淡々としていて、アグレッシブなバックの演奏と時に違和感を感じさせるがそれも計算ずくか?コーラスワークもどこかダークダックスを想起させるところもある。
ここからバンドで1曲演ってみたいなーこういうの好きなんだけどな・・・
“ブルドッグ”(静止画)
http://www.youtube.com/watch?v=68xMuUz7Zto
「Kojak Variety」 / Elvis Costello

後に共演する Burt Bacharach やらJesse Winchester やら Little Richard やらの比較的通っぽい曲ばかりカバーした、1995年、過渡期とも言える時期にでたアルバム。
彼の多様な音楽的バックグラウンドがよくわかる作品で、ヴィレバン的というか、ちゃんこ風というかとにかく、その名の通りヴァラエティに富んでます。
中でも The Kinks の“Days”(渋い!)のスローなアレンジがシブ好み。バックの演奏もタイトで憧れます。
“Leave My Kitten Alone”
(おっと、ギターが James Burton だ!)
http://www.youtube.com/watch?v=-CVQTcalWoc
「Other Voices, Other Rooms」 / Nanci Griffith

日本ではほとんど無名な、でもアメリカでは著名なフォーク&カントリー系SSWの1994年のアルバム。ちなみに、前年に出た「Flyer」には、U2やNRBQのメンバーが参加したりしている。
Bob Dylan や Woody Guthrie や John Prineといった彼女のルーツ系の曲をカバーしていてこちらは、ゲストミュージッシャンも含めてオーソドックスで統一感のある作品になっている。
特に彼女の声が清潔感に満ちていて素晴らしい。
最近こういう女性Voのパターンって減ってきている
って思いませんか?
ちなみにアルバムタイトルは、ジャケットでも 手に持っている Truman Capote の自伝的小説からの引用です。
“Across The Great Divede”
(Emmylou Harris がゲスト)
http://www.youtube.com/watch?v=iZmbFZHc4Mw
それじゃ また
スポンサーサイト
| 週刊木曜日私的音楽評 | 10:00 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑