2010.01.28 Thu
【私的音楽評】NO.32 長谷川セレクト

【長谷川セレクトその11】
●Joe Pass(ジョーパス)「Virtuoso(ヴァーチュオーゾ)」

20歳頃にギターの先生に教えてもらったCD第2弾です。
い、いきなりそこに行くのか!!
と、タイトルだけで思った方はかなりの音楽通でしょう・・・
とにかくギターが上手くなりたかった当時、どんな音楽を聞けばよいのかと探していた中で教えてもらいました。
演奏は、ギター一本のみのインストです。ベースもドラムもいません。
エフェクトもたいしてかかっておらず、フルアコ独特のエレキの電気的な部分とアコースティックの奥行きを感じる暖かなサウンドが心地よいです。ちょっと攻撃的な部分もありますけどね。
そして、「こんな音楽聞くなんて、俺って大人じゃ~~ん」とか思ってました。
まぁ、ほとんど意味分かってなかったですけどね。
▼YOU TUBEでチェック!!
http://www.youtube.com/watch?v=NyjQv52Nzno
●Jaco Pastorius(ジャコパストリアス)「ジャコ・パストリアスの肖像」

先生に教えてもらった中でギターではなくベースだけど進められたのがこの作品。
レッスンの課題曲で「ドナリー」をやってたんです。
「これをベース一本でやってるんだよ」と言われ、「ど、どういう事・・・」と不思議に思い購入しました。
まだ20歳くらいなので、テクニカルな事に感動する年頃ですからね。
がっちりハートを捕まれたわけです。
ベース一本でここまで表現できるのか・・・と、ジョーパスとは違う感動があったのを覚えてます。
フレットレスのベースサウンドやハーモニクスをたくさん使う演奏も新鮮でした。
そして、またもや「こんな音楽聞くなんて、俺って大人じゃ~~ん」とか思ってしまいました。
▼YOU TUBEでチェック!!
http://www.youtube.com/watch?v=zdqje73KQwg
そして時が経ち、30代後半となり一応大人になった今、
20歳の頃に出会った音楽を良い物に感じられる・・・
ホントに素晴らしい音楽は、時が経っても色あせず、逆にもっと良い物になるのだから音楽の力ってホントに凄い。
今産まれている音楽は、消費財的に使われることが多いけど、
その中でも色あせない音楽は産まれているはず。
そんな音楽にどんどん会っていきたいと思う今日この頃です。
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| 週刊木曜日私的音楽評 | 18:28 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑