2010.01.14 Thu
【私的音楽評】NO,30 五十嵐セレクト10 担当:五十嵐

こんにちは
今回は通算30回目の音楽評でもあり、自分の番も10回目ということなので
記念として?カバーアルバム名作選(その1)
をお送りします。
Yokohama HOOOD!!で「お気に入りのカバー部門」が立上がる数十年前から“お気に入りのカバー”アルバムを出していたアーチストはたくさんいたわけで、今回はその中から三枚を取り上げてみました。
Loose Shoes and Tight Pussy / Alex Chilton
彼はこのアルバムに限らず、アルバムの随所に、T・RexやらIsacc HayesやらChet Bakerやらのカバーをちりばめることで知られているけど、本作は全編カバーで、しかも渋めのR&Bやカントリーやジャズばかりを、
強引にもギタートリオとChilton先生の歌で奏でるという愛らしい作品に仕上がっております。
全体的にルーズな雰囲気の中にも、シャキシャキした御大自身のギターでホーンセクションが
それなりに再現されていて、思わずこれだっ、と自分のバンドでもパクッてしまおうと今考えているところだったりもします。
“Lipstick Traces” by Alex Chilton
(残念ながら動画ではないです)
http://www.youtube.com/watch?v=ZcFk9cMGPY4
Pussy Cats / Harry Nilsson

“Rock Around The Clock”や“Save The Last Dance For Me”といった超有名曲を、
Ringo Starr、Jim Keltner、Keith Moonの3人のドラマーを駆使して(3人とも参加している
曲もある)、一大乱痴気騒ぎに仕立て上げた名(迷?)作。
でもNilsson自身のペンによるスローチューンが、その分心に沁みいる。彼が弾くピアノも効果抜群。
プロデュースはJohn Lennonです。
“Subterranean Homesick Blues” by Harry Nilsson

(またまた静止画ですいません)
http://www.youtube.com/watch?v=67vbrVpD6PM&feature=related
船頭小唄 / 三上寛

演歌の名作をほぼ原曲通りのアレンジで12曲収録した1973年の作品。
実はこの中の“霧にむせぶ夜”という曲を、中1か中2の頃ラジオ(「夜はともだち」か
「電撃わいどウルトラ放送局」)で聴いて、それをなぜか大人になっても憶えていて、
銀座のクラブで飲むときにかなり役に立った、という意味でお世話になった、というアルバムでもあります。
“夢は夜ひらく” by 三上寛
http://www.youtube.com/watch?v=lstQ_PyUOow&feature=related
それじゃ、また
スポンサーサイト
| 週刊木曜日私的音楽評 | 10:00 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑