2009.09.24 Thu
【私的音楽評】NO.15 ニシセレクト5 担当:ニシトオル

自転車にまつわる歌たち

10キロくらいならばほぼ自転車で移動しています。もちろん通勤も。健康のためでも環境のためでもなく、ただ自力で走る爽快感が好きだからです。特に秋の空気はサイクリングにベスト。だから今回の音楽評は自転車にまつわる歌たちです。
サディステックミカバンド「サイクリング・ブギ」

1973年リリースの1stアルバムに収められています。
作詞はつのだひろさん。
♪マンボズボンに白いマフラー 明日は銀座の街角♪
自転車と都会のファッションを結びつけたところにセンスに良さが。30年以上経ったいま聴いた方がマッチいている感があります。
横浜のMM地区を突っ走る時はこの歌がぴったりでしたが、最近は観光地と化して危ないですね。MMにサイクリングレーンを!林市長にお願い~。
■「サイクリングブギ」を聴いてみてね↓
http://www.youtube.com/watch?v=qkWyZNAEf_Q&feature=player_embedded
矢野顕子「自転車でおいで」

1987年リリースのアルバムGRANOLAにある佳曲です。
聴いた人がそれぞれに思い浮かべるニッポンの街並みが歌の中にあります。
♪自転車でおいでよ 僕の家はまだあるのさ 朝日と夕陽があたる家♪
モノクロームの写真のような静けさと、小さなざわめき感が“自転車”をキーワードにつづられています。
作詞は糸井重里さん。さすがです。
佐野元春さんの押さえたボーカルも印象的。
■「自転車でおいで」を聴いてみてね↓
http://www.youtube.com/watch?v=HP9uc_NBuVU
高田渡「自転車にのって」

1971年リリースの1stアルバム「ごあいさつ」に収められています。(38年前!!)
サイクリング用ハナ唄ベスト1ですね
♪あそこの原っぱまで 野球のつづきを♪
♪そして帰りにゃ 川で足を洗って 自転車にのってお家へ帰る♪
この歌にある風景はいまや都会人のあこがれとも言えます。
富士山の麓で友人のアマノ君がレストランを開いていて、そこをベースにサイクリングをします。
アマノ君曰く
「都会の人はチャリがすきだよね。この辺の人はみんなクルマだよ」
そうかもしれません。都会に居るからこそ自転車の“速さ”に魅力を感じるのかもしれませんね。
■「自転車にのって」を聴いてみてね↓
http://www.youtube.com/watch?v=MEKM2y7cRVI
そうだ!
自転車好きが集うコンサートをアークシップで企画しよう。
サイクリングした後に芝生の木陰で音楽を楽しむ。見上げれば秋の空に鰯雲。
ビールが飲めないのが残念だけど、麦茶でガマンしようか。
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| 週刊木曜日私的音楽評 | 13:32 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑
うちの近所では電動機付の“チャリ”が必須です。
もっとカッコいいやつないですかね。
| nancy | 2009/10/05 22:37 | URL |