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市民による市民のための音楽活動支援団体「NPO法人ARCSHIP」

「人」と「街」と「音楽」がもっとつながるための活動紹介をはじめ、神奈川県内の音楽・アートイベント情報をナビゲートします。

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【私的音楽評】NO,140 五十嵐セレクト39

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4月25日は 尾崎 豊 の命日である。
亡くなったのが 1992年なので、今年でちょうど20年ということになる。


早い…もうそんなになるのか…


彼が亡くなった日、自分は友達と、
八ヶ岳だったか、清里だったかに遊びに来ていて
夜みんなでくつろいでいるときに、TVのニュースで訃報を聞いたのだった。
4月も終わりだというのに結構寒い日だったことを憶えている。


20年前には自分はすでに社会人になっていたので、
初めて彼の曲を聴いた頃の、“あの感触”は薄れていたけれど、
デビューアルバムの「十七歳の地図」のざらっとした、
リアルだけど自分にとってはどこか遠い世界で起きたことが
歌われている、と当時感じた歌達のことを思い出していた。


中学に入り始めた頃から音楽を聴き始めた自分が、
大学に入って一人暮らしを始めた頃聴いていた音楽は、
それまで聴いていた音楽とはずいぶん違っていた。


曲を曲として純粋に楽しんでいた10代。
歌詞の重みを、一人暮らしの重みと、これから経験するであろう生活の重み
と重ね合わせて曲を聴いていた20歳頃。


20歳の頃といえば、府中の工場で、「十七歳の地図」全10曲を
頭の中で歌いながら、ネジにやすりをかけるという単調な作業を
繰り返していた頃。


その頃の自分は、今の自分からみると、なにか特別で、
かけがえのない存在のように思える。上手く言えないけど…


あの頃のようにしっかりと歌詞を読みながら曲を聴く事って
もう出来ないのかもしれない。



当時 聴く度に胸がきゅんと熱くなった3曲です。



僕が僕であるために

十七歳の地図
「十七歳の地図」より


群衆の中の猫

回帰線
「回帰線」より


街路樹

街路樹
「街路樹」より



それじゃ、また
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