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市民による市民のための音楽活動支援団体「NPO法人ARCSHIP」

「人」と「街」と「音楽」がもっとつながるための活動紹介をはじめ、神奈川県内の音楽・アートイベント情報をナビゲートします。

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【レポート】第31回浅草JAZZコンテスト

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皆さんこんにちは
そして明けましておめでとうございます!!

今回は昨年12月10日に開催された歴史あるイベント
「浅草JAZZコンテスト」の様子を
りょうくんがレポートしてくれます。

アークシップ登山部部長の彼をして
「山登りよりつらかった…」と言わしめたそのわけは?

それでは、どうぞ!!

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こんにちは!アークシップ舞台スタッフのりょうです。

今日は、アークシップ主催のイベントではなく「浅草JAZZコンテスト」が
現場です。

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今回で第31回目を迎える浅草JAZZコンテストは、大衆芸能ゆかりの地浅草で
ジャズを育み、あわせて区民をはじめ皆様にジャズ演奏を楽しんでいただく
ためのイベントです。

コンテストの参加者にはプロ、アマや年齢、国籍などの制限はありません。
審査委員には原信夫(シャープス&フラッツ リーダー)氏を始め、
バンドリーダーやベテランミュージシャン、評論家などの方々を招き、
厳正な審査を行い、バンド部門、ボーカル部門それぞれで、グランプリ、金賞、
銀賞、を決定します。

各部門のグランプリ受賞者には賞金以外に各スポンサーから豪華賞品が贈られ、
更に翌年の『UENO JAZZ INN』に出演できる機会が用意されています。

またコンテスト来場者の投票で決定する「浅草JAZZ賞」もあり、
会場を大いに沸せます。

と、イベントの概要を説明いたしましたが、スタッフとしてはいつもの現場ではなく、
「プロ」の現場!そんな現場での役割は出演者の誘導。コンテストに出場する方を
楽屋から舞台にご案内するのが今回の役目です。


いつもとは違うプロの現場はどんな感じなのか?今回は、スタッフ目線でレポートを
お送りいたします。

まずは、会場で打ち合わせをした後、下見を兼ねて楽屋を設置。
会場内は構造がとても複雑なので、必死に道を覚えます。

楽屋の設置を終えて、舞台に戻るとすでにバンド部門のリハーサルが進行中。
まだ道を覚えていないので不安ながらも、自身満々に出演者の方々を楽屋に
案内します。

バンド部門のリハーサルが終わると、次はボーカル部門のリハーサル。
各出演者とも本番用の衣装を持ってきて、光の加減も確認します。
ボーカル部門では、プロの方々による演奏のもと競われるのですが、なんと
リハーサルで驚きの展開が!!
「ここのスキャットは無いほうがいいんじゃない?」「もっとこうしたほうがいいよ」
と、リハーサル中に演奏曲の構成が変わっております。
さすがプロの現場!と今回一番驚いた瞬間です。


リハーサルが終わり、休憩を挟んだ後に出場者説明会があるのですが、出演者誘導係
としてはここが山場!!
あちこちに散らばる楽屋を駆け巡り、出演者の方々を会場まで誘導します。
表では何事も無かったかのように進行していますが、裏側は実はてんやわんやなんです。


あわただしいリハーサルを終えて、本番スタート。
まずはボーカル部門から。
プロの方による演奏をバックに、各出場者がしっとりと歌い上げ、会場が酔いしれます。


ボーカル部門が終わり、プロの方のゲストステージを挟んで、バンド部門がスタートです。
各バンドとも個性豊かな演奏です。

バンド部門も佳境に入り、あとはビッグバンド3バンドというところで、出演者誘導係
本日二番目の山場!

ビッグバンドは、人数が多いためか本番前まで念入りに音あわせをするみたいで、
3バンドとも、地下のリハーサル室で、ホーン隊が音あわせをしています。

・・・が、舞台袖からこのリハーサル室までが遠い・・。
2階から地下2階まで、階段の登り降りを何度も繰り返します。
はっきりいって山登りより疲れた・・。


バンド部門も無事に終わり、昨年のグランプリ受賞者による演奏をはさんで、いよいよ
表彰式。
ここで、出演者誘導係本日三番目の山場です。

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演奏終了後から、表彰式まで時間があるため、出演者の方は会場で見ていたり、
外出していたりするんですよね。
しかし、楽屋が方々に散っているため、どこにいるか全く把握できない・・。

会場内を探し回り、楽屋を駆け巡り、電話をかけまくり、なんとか表彰式までに
全出場者を集めます。
時間ぎりぎりで何とか全出場者を集め、表彰式スタート!
裏側は滑り込みだったけど、表では何事も無かったかのように進行中。
間に合ってよかった。

銀賞、金賞、グランプリと順番に発表が行われていきます。
ボーカル部門の銀賞は、田中 千賀さん

バンド部門の銀賞は、東京工業大学 ロス・ガラチェロスさん

金賞、ボーカル部門は、山添 ゆかさん

バンド部門は、名古屋高校生ビッグバンド「Free Hills Jazz Orchestra」さん

そして、グランプリ、ボーカル部門は、児玉 有里子さん

バンド部門は、駒野逸美Quartetさん


グランプリに続いて、審査員特別賞の発表です。
ボーカル部門は遠藤 義徳さん。
ファンの方からの花束の贈呈もありました。


バンド部門は、 Innocrossingさん。


最後に浅草JAZZ賞の発表です。

受賞者は、横浜市立笹下中学校SASAGE JAZZ ENSEMBLE ORCHESTRAさん。

贈呈の半被を身にまといます。

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表彰式の間、会場は祝福ムードにつつまれ、とっても暖かい雰囲気。
スタッフは大変なことも多いけど、会場内がとってもいい雰囲気になっているのを
みると、疲れが吹き飛びます。
この瞬間を見るたび、スタッフをやっていてよかったと思います。


終演後も、スタッフ業務は続きます。
舞台の撤収、楽屋の撤収etc・・一気に終わらせます。


今回は、イベントスタッフの目線で浅草JAZZコンテストの裏側を紹介しました。
イベントでのスタッフがどんなことをしているか、わかってもらえたかな?

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りょうくん
ありがとうございました!!

それでは次回のライブレポもお楽しみに!!
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