2008.05.26 Mon
発電システム完成秘話#3「自作マシン製作開始」
ARCSHIPの新企画「横浜発.人力発電コンサート」まで後12日となりました。
本番まで様々な情報を掲載していきます!!
今日は、マインドの山口さんが自主制作した発電システム完成秘話の第3話をお届けします!!
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ここからは試行錯誤です。
これもテーマである、いろいろな自転車に取り付けられるよう、タイヤサイズに応じ
てベース板の角度が動かせるように金具を考えました。

そして板に発電機とダイナモを取り付けます。

次はダイナモの交流電流を直流に変換する回路を組み上げます。

これがどんな役目をするかというと・・・
自動車の発電機は電磁石になっていて、最初に起動するときに電気が必要なのです。
車の場合はバッテリーがあるのでそこからもらいますが、人力にこだわる発電ではそ
の電気をまず自転車のダイナモで作ります。
発電の流れは以下の通りです。
まず、自転車をこぎタイヤが回転する
図中丸1-ダイナモが回り小さな電気が起こる(発電機も回りますがまだ発電しません)
図中丸2-ダイナモの電気は交流なので、直流に変換します。
図中丸3-発電機の起動端子にダイナモの電気が入って発電機が起動し、発電を始めま
す。
図中丸4-つなげた機器が壊れないように、電流の逆流を防止する回路を通り
図中丸5-シガライターソケットに出力されます
回路を取り付けた板はこんな感じになりました。

いろいろなタイヤサイズに合わせて板の角度を固定できるように調節ボルトを取り付
けました。
ちゃんと設計図を書いて始めなかったので、何回も部品を取り付けてはサイズを測り、
ホームセンターへ行き金具など探してここまでたどり着きました。(下の黒い箱はシガ
ライターの電流を家庭用電化製品が使えるように変換するインバーター)

組み上げが終わったら動作テストです。(テストライダーはスーパーバイザーの仲倉
氏)
最初タイヤの接地がゆるく、空回りして削れたゴムが飛び散り粉まみれになりました
が、結構しっかり当てた方が良いことがわかりました。
そしてこぐこと数秒、発電機に火が入りパイロットランプが一層強く光り出すと、電
球に力強く明かりが灯りました。やったー!

大成功!かと思いきやまた問題が発生。
電流逆流防止回路からなにやら煙と共に香ばしい香りが・・・
見てみるとハンダが溶け出している。もう一度回路図を見直さないと・・・
その後回路を修正、ダイナモが滑るのでゴムローラーのものに変えたり、100円ショッ
プで見つけたバッテリーチェッカーの回路を取り出してダイナモの電圧計にしたり、
小さなバージョンアップを経て完成と相成りました。

次は実際に色々な電気製品をつなぎかえての動作実験です。
足自慢?長谷川代表の出番ですよ!
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分からない単語が増えてきましたが・・・・着実に完成が近付いています!!
次回は長谷川代表による「人力発電実験」編です!!
動画もあるらしいよ・・・
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| 横浜発 人力発電コンサート | 21:41 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑