2011.10.20 Thu
【私的音楽評】NO,117 五十嵐セレクト33

【Asylum Record のアーティストたち】
1970年代に一世を風靡したAsylum。このレーベルのことは
このころのアメリカのウエストコースト系のポピュラー音楽が
好きだった方は必ず知っているはず。
自分が音楽を聴き始めた頃(今でもか、)は
シンガーソングライター系の曲が好きだったので
必然的に Asylum 所属のアーティスト達の曲を多く聴くようになった。
彼らの曲からは、なんというか…Cleannessが感じられるのだ。
そこらあたりが、14,5歳の少年の琴線に触れたんだと思う。
今回は Asylum Record 所属のアーティスト達の中から比較的メジャーな
アーティストのメジャーな曲を取り上げる。
Life's Been Good / Joe Walsh
一般的には The Eagles のギタリストとして知られているけれど、
個人的には彼が関わった全てのEaglesの曲よりもこの曲の方が記憶に残っている。
結構長い曲なのだけれど、起伏があって飽きない。
レゲエのリズムに縁取られたウエストコースト風ハードロックっていう感じ。
当時アメリカで最も人気があったバンドのギタリストとしての
自分をシニカルに描いたユーモアのある曲でもある。
アルバムはこちら

「But Seriously Folks…」
The Dry Cleaner from Des Moines / Joni Mitchell
彼女の長いキャリアの中でも、Jaco Pastorius と組んだ
一連の作品群に惹かれるという方は多いのでは?
全編あの Charles Mingus の曲を取り上げた「Mingus」の
中でも最もノリのいい曲を、Jaco の他 Michael Brecker 他との
ライブで取り上げたヴァージョンがこれ。
後の Jaco のアルバムを聴くと、彼が逆に Joni にインスパイア
されたことがよくわかる。
アルバムはこちら

「Mingus」
Frank and Jesse James / Warren Zevon
14枚のオリジナルアルバムを残し2003年に
惜しくも亡くなってしまったシンガーソングライター。
独特のハードボイルド的なストーリーテリングと
人生の切なさを描くことで有名。歌詞をよむと結構やりきれなくなる。
これは Asylum の1枚目の1曲目に収められている曲の
弾き語りヴァージョン。彼がもういないことを思うと改めて切なくなる。
合掌。
アルバムはこちら

「Warren Zevon」
それじゃ、また!!
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| 週刊木曜日私的音楽評 | 18:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑