2011.08.04 Thu
【私的音楽評】NO,108「COMPLEX」担当:長谷川

【COMPLEX(コンプレックス)】

ここの所再結成が続いている日本音楽界ですが、どうも自分は気持ちが盛り上がらない・・・
UNICORNの再結成時は「生で演奏を聴きたい」と思い横浜アリーナに行ったけど、どこかすっきりしていない自分がいた。
そんな中、COMPLEXが東京ドームでライブ。我々世代としては、氷室京介の全曲BOOWYによるライブと同じくらいのニュースだったが、両方とも目的が東北復興支援。もう二度と生演奏で聴けないであろう曲を聴いて元気出して、その収入を被災地に寄付することが目的。
うん、うん、これならよく分かる。
日時限定だしね。
たまたまテレビを付けた時に、COMPLEX再結成に至るドキュメンタリー番組がやっていて、吉川晃司がインタビューに答えていた。
その中で興味深い話があった。
「ボーカルは演奏陣と少し違う所があって、歌詞を歌う。その歌詞が20年近くも前だと若いというか今の状態とは合わないんだよね」
そう、そういう事なんだな。
20代の頃に書いた歌詞を40代で歌ったら恥ずかしくなるのは当たり前と言えば当たり前。
そして、UNICORNのライブを観た時の違和感はまさにここだったんだな。
ストーンズみたいに50年近く「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」を演奏していれば、バンドと曲が共に成長していくけど、再結成の場合は何年もの間演奏していない。
でも、ファンはやっぱり人気絶頂時の曲を求めるからそこにギャップが生まれる。
このギャップが自分はどうも上手く受け入れられないらしい。
そういう意味で、自分達が当時の曲を強く演奏したいと思ったかどうかは別として「復興支援のために復活」したCOMPLEXの吉川晃司&布袋寅泰は素晴らしかったですね。
全くCOMPLEXの当時の思い出に触れていないので少しだけ・・・
BOOWYが解散したのは中学生の頃で、バンド好きになった時は既に解散してました。
そんな中、布袋寅泰が吉川晃司と新たなユニットを組むというニュースは、ティーンズだった長谷川少年は、「そんな奇跡的なことが起こるのか!!」と、なんだかとても興奮したのを覚えてる。
布袋さんほどの存在感のあるギターリストがいるバンドのボーカルは、氷室京介程の存在感がないとダメだなと思っていた中、吉川晃司とのユニットならありだ~~と、興奮したのだろうな。今でもそう思うから。
ただ、あえてBOOWYに比べならバンドっぽさも残しつつ、メロディーが耳に残るポップス的な曲がが多かったからセールスも凄かった。
最後に・・・・
やっぱい布袋さんはボーカルの横でギターリストとしているのが一番格好いい!!
▼You Tubeでチェック。「BE MY BABY」やっぱりこれでしょ~~
http://www.youtube.com/watch?v=zCxes1JPFB0&feature=related
▼You Tubeでチェック。「恋を止めないで」
http://www.youtube.com/watch?v=DCyOFRbqefU&feature=related
▼You Tubeでチェック。「1990」
http://www.youtube.com/watch?v=vYhvyJ5StnU
| 週刊木曜日私的音楽評 | 20:41 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑
吉川君のTV特番は観た。
「(支援の)金を集める」
「(支援の)関心を集める」
凝縮されると分かりやすい。
ナイスジョブだ。
| nishi | 2011/08/10 13:50 | URL | ≫ EDIT