市民による市民のための音楽活動支援団体「NPO法人ARCSHIP」

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【私的音楽評】No.98 ニシセレクト28 チューリッヒ交響楽団

私的音楽評バナー

閑話休題的に、イメージと映像のお話し

チューリッヒCM


上野駅近くの焼鳥屋でビールをグイッと飲み干し
友だちのカゲヤマ君が
「尾高忠明の指揮には迷いがなかったなあ」とつぶやいた。
東京フィルハーモニーのコンサートを観た帰りだった。

当時、俺はクラシック音楽つーものを分かりたくて、
カゲヤマ君から数々のレコード(CDではない)を借り
自分なりにベンキョウをしていた。
そしてはじめて生の交響楽を体験したのだ。
が、ワカラナカッタ。音圧は感じたけれど。

「迷いがない指揮って、どーいうことよ」
初心者丸出しの俺の問いに、やさしい彼は
「今日の場合は、観客を振り落とすのよ」
「なるほどね」と応えたものの、実はちんぷんかんぷん。
砂肝をほおばりながら彼は
「客に寄り添っていたと思ったら大胆に振り落とす。そして昇りつめる。
 今日の尾高はまさにそれ」
さらに
「予測を超えた指揮に観客は酔う、交響楽の醍醐味」と続け、ビールを飲んだ。
「あのさ、もしかしたら指揮者になったつもりで聴いていたの?」
「そうだね。ここは落ち葉の坂道を転がっている、とかさ、イメージして」
「イメージして、か」
「たとえばマラドーナがゴール前に駆け上がる瞬間、俺は全身に風を感じる。
 今日の指揮にも風を感じたし、そうイメージしていたな」

彼は当時、新聞広告賞を受賞するような
優秀なコピーライターで、コトバも表現も豊かだったと思う。
しかし受け取る側の俺は
クラシック音楽の体験が足りなかったし、なおかつ....おバカだった。
思い返すと残念でならない。
いまだったら、あの時よりも彼のイメージを消化して
もう少し音楽をわかる助けになったかもしれない。

あれから月日は流れた。

いまだに“指揮者が観客を振り落とす”
そのイメージはつかめなかったのだが、
とある映像を見て思わず「あっ」と。

CGってやつは便利だ。
それがイイ事なのかどうかは別として、
見えない音楽のイメージを映像化しちゃうんだもん。
おバカにも伝わるもん。

「なあカゲヤマ、あの日君が伝えたかったイメージはこんな感じか?」

大音量でご覧あれ
スイスのチューリッヒ交響楽団のCM映像 61秒↓
http://www.youtube.com/watch?v=NqD1DO0tW-8&feature
チューリッヒ交響楽団

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| 週刊木曜日私的音楽評 | 09:00 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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すいません…ジェットコースターが苦手なもので…

| フリーバード | 2011/05/26 18:35 | URL |















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