fc2ブログ

市民による市民のための音楽活動支援団体「NPO法人ARCSHIP」

「人」と「街」と「音楽」がもっとつながるための活動紹介をはじめ、神奈川県内の音楽・アートイベント情報をナビゲートします。

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

【私的音楽評】No.93 ニシセレクト27 「こんな時だからこそ」

僕にとっての”桜の苗木”

私的音楽評バナー

あの日から1ヶ月。
近所の幼稚園で子ども達が桜の苗木を植えたそうです。
大人もいっしょに“2011年3月11日 しんじるみらい”と書いて。

自堕落でお気楽に生きてきた僕がいうのもなんですが、
日本人は忘れっぽいでしょ?
ですから、桜の苗木のようなメモリアルは必要です。
いや、これは自分にむけて言っているのですよ。

いつもの日々を取り戻そうとする自分の中に
メディアで見た画像を忘れようとする自分がいます。
朝カーテンを開けて「良い天気だ」と励ます自分の中に
重たい何かを感じるのも本当です。
ならば、フツーのオジサンの僕ができることは
あの日の事実は心の中にちゃんと保管して
自分の生業をこれまで以上に考えそして動くことだと、
なんだか当たり前のことに、たどり着いたわけです。

だからね。
今回、僕にとっての“桜の苗木”を紹介します。
柿島伸次さんの「こんな時だからこそ」

♪パン屋さんはパンを焼き
 コックさんは料理をして
 
大工さんは家をつくり
 ドライバーはものを運び
 
子供は 元気よくあそび
 小説家はペンをもって
 ミュージシャンは楽器を弾き
 シンガーは歌を歌う
 それぞれがみんな それぞれのことを
 
こんな時だからこそ こんな時だからこそ

まいにち自転車に乗って、
この歌を口ずさみながら通勤しています。
あの日の事実を忘れずに、なおかつ未来を創るために。
これからもずっと。

“長期戦”は、はじまったばかりです。

_柿島伸次

こんな時だからこそ/柿島伸次
http://www.youtube.com/watch?v=bXYsAxFfUo4
スポンサーサイト



| 週刊木曜日私的音楽評 | 15:26 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

彼の歌には力がある。それからギターも少し違った鳴り方をするように思う。

| フリーバード | 2011/04/18 06:43 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://arcshipmusic.blog96.fc2.com/tb.php/1314-c78b14ed

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT