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市民による市民のための音楽活動支援団体「NPO法人ARCSHIP」

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【私的音楽評】NO,88 山崎まさよし「ドミノ」担当:長谷川

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【山崎まさよし「ドミノ」】
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高校生の時、アコースティックギターをメインに使うミュージシャンと言えば長渕剛や尾崎だった。


水泳部の仲間で、めちゃくちゃ泳ぎが早いけど180cmを越える巨漢だった友達が大の長渕ファンで、「新しいアコギを買ったから古いのあげるよ」ともらったんだけど、そのギターの表側にはでっかく「長渕」と彫刻刀で掘られていた・・・・



当時のアコースティックミュージシャンと言えばコードをかき鳴らし「俺は男だ~~~」とか「社会のバカヤロ~~~」みたいな時代のちょうど終わりかけの頃で、J-POPやJ-ROCKはもちろん、ロックの代名詞だった洋楽も商業主義となった80年代の日本では、ある意味でフォークがロックだったのかもしれない。


ちなみに、当時のストリートミュージシャンと言えば、長渕や尾崎のカバーを歌う人がほとんどだった。


なので、ちょっと距離があったアコースティックギターを使うシンガーソングライターのイメージを払拭してくれたのが山崎まさよしだった。


桜木町が歌詞に出てくる「ONE MORE CHANCE ONE MORE TIME」が既に売れていたけど、シングル以外は超マニアックなギタープレイだらけ。


めちゃくちゃファンキーなギタープレイだけでなく、おしゃれ~~なテンションの付いたコードを使った曲もある。そして歌詞も良いし、ボーカルのリズムワークも凄い良かった。


アコギ、ベース、ドラムのトリオでのライブアルバムを見た時に衝撃的だったのを覚えてる。



格好いいフレーズを弾いている時に客席から女の子のきゃぁ~~~って声が凄いんだけど、いや絶対このすごさ分からないだろう・・・そんなギャップ感もまた面白かった。



時を同じくして斉藤和義も活躍し始め、ギターがメチャクチャ上手いシンガーソングライターの登場は、音楽を志す者の気持ちを熱くしたのでした。


そして、次第に「アコギ=男道」みたいな風潮は消えていったのです・・・・



ちなみに、長渕剛は体を鍛えてマッチョになっていったことは、山崎まさよしの登場とは何の関係もないと思います。




▼You Tubeはこちら。charが入ったバージョンの「セロリ」
http://www.youtube.com/watch?v=G0iEoigQZ14&feature=related

*SMAPが歌うセロリはつまらない曲だが、山崎まさよしがリズム感たっぷりのボーカルで歌うと本当に格好いい!!





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| 週刊木曜日私的音楽評 | 09:43 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

うん、
セロリはこっちが断然いい。

フィンガーピッキングでは
押尾君に次ぐ人気だね。
Charさんとは違う意味で
ギタースターだよ。

| nishi | 2011/03/10 17:30 | URL | ≫ EDIT















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