2010.12.02 Thu
【私的音楽評】NO,76 エリッククラプトン 「SLOWHAND」担当:長谷川

【エリック クラプトン「SLOWHAND(スロウハンド)」 】

チョーキング。
それはギターリストだけが知っている「悦」。
他に変わる喜びはない。
ギターリストだけが知っている秘密の花園。
魂を込めたチョーキング。
泣きのチョーキング。
喜び、哀しみ、様々な心が込められる。
チョーキングは最初は1人称。
自分の気持ちを込める所から始まる。
そして、1つのチョーキングで知らない誰かが涙するような魂を揺さぶる3人称のチョーキングが出来るようになった時、ギターリストとしての極みに達する。
先輩から言われた言葉の一つ。
ギターの巧さは早く弾くことじゃなく一つの音にどれだけ想いをのせる事が出来るかどうかだと。
そう言われて聴いてみろと言われたのがクラプトンだった。
歪んでいない優しい音色のチョーキングが聴けるのがWondeful Tonightのライブ版。
名盤であるSLOWHANDのアルバム版は淡々としているが、ライブ版は泣きのギターが聴ける。
どれだけ傷つき悩み、葛藤すればこんな音が出せるようになるのだろうか・・・
はたしてクラプトンは「幸せ」なのだろうか・・・・
そんな邪推をしたくなるほどの魂に届くギターです。
▼You Tubeでチェック Wonderful Tonightのライブ版
http://www.youtube.com/watch?v=7clVNgdWBmk&feature=related
▼You Tubeでチェック Wonderful Tonightのアルバム版
wonderful tonight SLOWHAND
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| 週刊木曜日私的音楽評 | 21:44 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
このアルバムはいわゆる
今の“クラプトン”の原点
といっていいアルバムだと思う。
プロデューサーが Glyn Jones
ってゆーのもポイントかも。
| フリーバード | 2010/12/02 22:09 | URL |