2010.10.07 Thu
【私的音楽評】NO,68 Tuck & Patti「A GIFT OF LOVE」担当:長谷川

【Tuck & Patti(タックアンドパティ)「A GIFT OF LOVE」 】

26歳、楽器屋での担当はアコースティックギターだった。
当時はゆずの影響があり、エレキギターはさっぱり売れず、アコギが飛ぶように売れた。
事実、どんどん売り場が拡大されたし、フェルナンデスの営業担当は悲鳴を上げてた。
楽器屋で働いていると当然回りの従業員はミュージシャンである。
それもほとんどがプロ志望。
新しい音楽情報を手に入れるだけでもとても恵まれた環境だった。
当時は、バンドだけでなくアコギでもバンドを組んでいた。
理由は「本当にギターの上手い人はアコギも上手い!!」というギターリストの定説みたいな物があったから。
いろんな音楽を聴いてきて「歪めば良い」的な状況も卒業すると、次はクリーンな音で勝負!!みたいに思う時期がくる。
そこで、同僚に「アコギ1本で良いアーティスト教えてくれない?」と聞いたところ「アコギじゃないけど、タック&パティがお薦め」と教えてもらいました。
この2人は夫婦です。
ジャンルで言えばジャズかな。
ギター1本でスティービーワンダーやビートルズなどを演奏するのですが、そのアレンジが良い!!
とにかくギター1本しかないですが、それを感じさせないアレンジです。
そして、その演奏に情感豊かでゆったりとした女性ボーカルが乗っかってくる・・・
こういう【巧い】に憧れたんですよね。
ギター1本で様々な表現が出来て、ボーカルが安心して唄えるという信頼をもらう事こそギターリストの喜びだと思い始めた時期に聞いていた1枚です。
▼You Tubeはこちら
http://www.youtube.com/watch?v=UZC8J5oX1pg&feature=related
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| 週刊木曜日私的音楽評 | 23:55 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑
これを勧めた先輩は偉い!
歪みからクリーンな音へ。
麻婆豆腐の後の杏仁豆腐を食べたくなるよね。
| 素潜り大将 | 2010/10/08 09:40 | URL | ≫ EDIT